1.システム名称
自動車ボディのスポット溶接ロボットシステム
2.会社名
株式会社安川電機
3.システムの概要・特徴
 自動車ボディへの増し打ち工程において,ボディのアンダー部分をスポット溶接するロボット(MOTOMAN-UP50-80×4台)と,アッパー部分を溶接するロボット(MOTOMAN-ES165×2台),ワーク(自動車ボディ)等を高密度に配置することを可能にしたシステムで,ラインの省スペース,効率化を図っている。
 MOTOMAN-ES165×2台,同-UP50-80×4台を,それぞれ1台のロボットコントローラ(合計2台)で協調制御することにより,ロボット同士の干渉を回避することが容易に行なえ,インターロックの簡素化を可能としている。
 また,MOTOMAN-ES165は,スポット溶接に最適なアーム構造を適用しており,溶接用電源・装備ケーブル,ホース類などをアームに内蔵しているので,動作時にこれらの挙動スペースが不要なほか,ワークや周辺機器と接触・干渉もなくケーブル類の高寿命化が図れている。
4.ロボット本体の概略仕様
(1)機械構造形式: 2機種とも垂直多関節ロボット
(2)軸数 : 2機種とも6軸
(3)定格負荷(可搬質量): MOTOMAN-ES165 ・・・・165kg
MOTOMAN-UP50-80 ・・・・80kg
(4)位置繰り返し精度: MOTOMAN-ES165 ・・・・±0.2mm
MOTOMAN-UP50-80 ・・・・±0.07mm
(5)その他: ロボットコントローラ(YASNAC XRC)・・・・1台で最大32軸制御が可能
5.導入の効果
(1)生産性の向上: 多数のロボットを高密度に配置することで1工程当りの打点数が増し,ラインタクトタイムの短縮が図れ生産性を向上できた。
(2)省人化: 高密度配置のロボット化によって省人化が図れる。
(3)品質の安定・向上: ロボット化によってスポット溶接が同じ状態ででき,溶接品質が安定した。
(4)多品種への対応: 1台のロボットコントローラで多数の作業命令に対応できるので,多くの機種,多作業(ジグ制御等)への対応も可能である。
(5)労働環境の改善: 本ロボットシステムの導入によって,危険な作業,重労働から作業者を開放できた。
6.ワーク
6.1 ワーク仕様
(1)名称: 自動車ボディ
(2)主要寸法: 4,000×1,600×1,100mm(W×D×H)
(3)その他: 約250 kg
6.2 ワーク外観図
7.システムレイアウト図/写真

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