四半期統計(2019年4~6月期)

2019年 7月25日リリース

プレスリリース
(―社)日本ロボット工業会
調査・統計部会

ロボット統計受注・生産・出荷実績
2019年4~6月期【会員ベース】について

調査概要

「ロボット統計受注・生産・出荷実績 2019年4~6月期【会員ベース】」は、当会の産業用ロボット月別統計調査を基に作成したもので、当会の正会員及び賛助会員対象企業による実績である。

業況

2019年4~6月期は、受注額が対前年同期比16.5%の減少、生産額が同16.7%の減少となった。前四半期から減少幅は抑えられてはおり、底堅く推移しているものの、昨年下期から続く鈍化傾向は長期化している。

国内は前四半期に続き出荷額トータルでは対前年同期比増加を維持。溶接やハンドリング・組立用などが堅調、業種では自動車製造業向けが他業種向けの減少を補う形となっている。

輸出は溶接用が前年同期比45%減と全体を押し下げたほか、他用途向けも軒並み減少。輸出先では米国・中国・欧州向け減少傾向に変化はみられない。

受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

1.受注について

受注台数(台) 46,405(前年同期比▲23.4%) 【4四半期連続の減少】
受注額(億円) 1,775(同▲16.5%) 【3四半期連続の減少】

2.生産について

生産台数(台) 41,964(前年同期比▲26.6%) 【4四半期連続の減少】
生産額(億円) 1,536(同▲16.6%) 【4四半期連続の減少】

3.出荷について

総出荷台数(台) 42,541(前年同期比▲25.1%) 【4四半期連続の減少】
総出荷額(億円) 1,580(同▲16.0%) 【2四半期連続の減少】
国内出荷台数(台) 9,812(同▲2.5%) 【9四半期ぶりの減少】
国内出荷額(億円) 443(同+2.3%) 【3四半期連続の増加】
輸出台数(台) 32,729(同▲29.9%) 【4四半期連続の減少】
輸出額(億円) 1,137(同▲21.4%) 【4四半期連続の減少】
3.1 国内出荷内訳(資料2・3)
電気機械産業向け
国内出荷台数(台) 2,362(前年同期比▲21.3%) 【10四半期ぶりの減少】
国内出荷額(億円) 120(同▲16.7%) 【2四半期ぶりの減少】
自動車産業向け
国内出荷台数(台) 4,008(前年同期比+29.1%) 【2四半期ぶりの増加】
国内出荷額(億円) 168(同+30.3%) 【3四半期連続の増加】
3.2 輸出内訳(資料1・3)
電子部品実装用
輸出台数(台) 3,096(前年同期比▲20.4%) 【2四半期連続の減少】
輸出額(億円) 501(同▲17.0%) 【2四半期連続の減少】
溶接用
輸出台数(台): 6,150(前年同期比▲37.8%) 【5四半期連続の減少】
輸出額(億円): 136(同▲45.7%) 【5四半期連続の減少】

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