四半期統計(2021年7~9月期)

2021年10月29日リリース

プレスリリース
(―社)日本ロボット工業会
調査・統計部会

ロボット統計受注・生産・出荷実績
2021年7~9月期及び年間【会員ベース】について

調査概要

「ロボット統計受注・生産・出荷実績 2021年7~9月期及び年間【会員ベース】」は、当会の産業用ロボット月別統計調査を基に作成したもので、当会の正会員及び賛助会員対象企業による実績である。

業況

2021年7~9月期は、受注額が対前年同期比24.3%の増加、生産額が30.1%の増加と、それぞれ前年同期を大きく上回った。

出荷実績をみると、国内向けは自動車製造業向け中心に依然勢いは弱いものの、全体として回復傾向を示した。輸出は、引き続き中国向けを中心とした需要が市場をけん引し、欧米向けもコロナ前の水準となった一方で、一部アジア向けでは実装用中心に減少となっている。

各産業で需要の回復・拡大は継続しているものの、新型コロナウイルス感染症の長期的影響や地政学的リスク、部材の供給不足からなる不透明さが需要環境を覆っている。
受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

1.受注

受注台数(台) 64,496(前年同期比+47.8%) 【4四半期連続の増加】
受注額(億円) 2,133(同+24.3%) 【5四半期連続の増加】

2.生産

生産台数(台) 56,579(前年同期比+41.0%) 【4四半期連続の増加】
生産額(億円) 2,043(同+30.1%) 【4四半期連続の増加】

 

3.出荷

総出荷台数(台) 56,323(前年同期比+39.4%) 【4四半期連続の増加】
総出荷額(億円) 2,015(同+27.8%) 【4四半期連続の増加】
国内出荷台数(台) 10,713(同+36.4%) 【2四半期連続の増加】
国内出荷額(億円) 469(同+17.9%) 【2四半期連続の増加】
輸出台数(台) 45,610(同+40.1%) 【4四半期連続の増加】
輸出額(億円) 1,546(同+31.1%) 【4四半期連続の増加】

3.1 国内出荷内訳

電気機械製造業向け
国内出荷台数(台) 3,241(前年同期比+46.5%) 【3四半期連続の増加】
国内出荷額(億円) 144(同+32.0%) 【2四半期連続の増加】
自動車製造業向け
国内出荷台数(台) 3,475(前年同期比+34.1%) 【8四半期ぶりの増加】
国内出荷額(億円) 150(同+15.0%) 【2四半期連続の増加】

3.2 輸出内訳

電子部品実装用
輸出台数(台) 4,465(前年同期比+24.1%) 【7四半期連続の増加】
輸出額(億円) 640(同+16.4%) 【7四半期連続の増加】
溶接用
輸出台数(台) 10,002(前年同期比+67.7%) 【4四半期連続の増加】
輸出額(億円) 204(同+56.7%) 【4四半期連続の増加】

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