ここでは、構造別に、代表的な産業用ロボットを紹介します。
ロボットの種類
産業用ロボット
垂直多関節ロボット
人の腕のように多方向へ動くことができる、最も一般的な産業用ロボットです。
自動車工場をはじめとする様々な製造現場において、塗装や溶接、組立などの幅広い作業に活用されています。
水平多関節ロボット(スカラロボット)
水平方向の動きに優れ、部品の組立や搬送に適しています。
精密機器や小型製品の組立、検査、ハンドリングなど、多様な分野で利用されています。
直角座標ロボット(ガントリーロボット)
上下・左右・前後の3方向に直線的に移動できるロボットです。
製品の取出しや部品の配置など、精確な位置決めが求められる作業に用いられます。
パラレルリンクロボット
複数のアームで先端を支える構造を持ち、極めて高速かつ精密な動作が可能です。
食品や日用品のピッキング、仕分け作業など、短時間での処理が求められる現場で活用されています。
近年では、安全機能を備え、人と同じ空間で作業できる協働ロボットも登場し、より柔軟で効率的な生産体制の構築に貢献しています。
また、用途に合わせてロボット技術を応用した装置も実用化されており、 代表的なものに、プリント基板上に電子部品を自動で高速・高精度に配置する実装機があります。
サービスロボット
用途によって様々な種類のロボットが活躍しています。ここでは、代表的なロボットを紹介します。
物流
物流センター内での運搬業務を担うロボットです。
効率的かつ安全に物資を移動させ、物流全体の最適化に貢献します。
搬送
指示や注文に応じて荷物を運びます。 進行方向に人や障害物があっても正確に検知し回避しながら動作するため、工場での資材搬送や飲食店での配膳などに活用されています。
清掃
人や障害物を認識して回避しながら、自動で床面の清掃を行うロボットです。 オフィスや商業施設など、様々な現場で利用されています。
案内
顧客との対話や受付業務を代行するロボットです。 商業施設や公共機関において、接客や情報提供に活用されています。
警備
カメラやセンサを搭載し、画像認識によって警備業務を行うロボットです。 巡回や異常検知、警報通知などに利用されています。
医療(手術支援ロボット)
医師が患者に触れずに患部の立体画像を見ながら遠隔操作でアームを操作することで、患者の身体への負担をできるだけ少なくしながら精密な手術を可能にするロボットです。 出血や痛みの軽減、回復期間の短縮などに貢献しています。
福祉(パワーアシストスーツ)
身体に装着し、モータや人工筋肉などで人の動きを補助するロボットです。 重量物の持ち上げや介助の際の腰や腕への負担を軽減するため、介護や福祉の現場で活用されています。